当講座の研究内容・成果について(~2021)About the research contents and results of this project
企業様、一般の方向けの研究内容および成果のまとめSummary of research contents and results for companies and the general public
新着情報
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第3期に向けて
2022年3月31日をもちまして、 第2期の寄付講座を終了いたしました。ご寄付者様、ご賛同様に心より感謝申し上げます。おかげさまで第2期フェーズでは、事業化が射程圏内に入る大きな成果を得られました。研究開発の最終コーナーと考える第3期講座の設立に向け寄付者様を絶賛大募集しています。なお今後の連絡先は、以下のメールアドレスにお願いいたします。
特任研究員:ナカ アンヘリカ
Tel: 03-5841-7535
Fax: 03-5841-8041
E-mail: angelica.naka@mail.ecc.u-tokyo.ac.jp
Towards the 3rd phase of the Biomass Shore ProjectAs of March 31, 2022, the 2nd phase of the Biomass Shore Project has ended. We would like to express our sincere gratitude to all donors and supporters. Thanks to the support in the 2nd phase, we achieved very promising results that brought us even closer towards the realization of the Biomass Shore Project. We are now looking for donors (companies or people) to establish the 3rd phase, which we consider to be the final research and development step. For more information, please feel free to contact us.
Angelica Naka, Project Researcher
Tel: +81-3-5841-7535
Fax: +81-3-5841-8041
E-mail: angelica.naka@mail.ecc.u-tokyo.ac.jp -
研究成果がWIPO GREENに登録
2022年1月13日付けで、当研究室の研究成果が、SDGsに貢献するグリーンイノベーション技術として、WIPO GREENに登録されました。WIPO GREENは世界知的所有権機関(WIPOはWorld Intellectual Property Organization)が経営する環境技術の活用を促進するためのプラットフォームです。
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「化粧品開発展 東京展」にてSDGsの講演
展示会名称:第12回 化粧品開発展[東京] -COSME Tech 2022 [TOKYO]-
題名:化粧品原料とSDGs
発表内容:気候変動問題を克服するには,化粧品原料も含め化石資源ベースからバイオベースへと社会変革する必用があります.具体案としてのBS構想をご紹介します.口頭発表日時:2022年1月14日(金)15:00~15:30
ポスター展示日時:2022年1月14日(金)10:00~17:00
会場:東京ビッグサイト
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論文を更新
Slightly Acidic Electrolyzed Water to Remove Methylobacterium mesophilicum, Rhodotorula mucilaginosa and Cladosporium cladosporioides in Households. Appl. Microbiol. 2021, 1(3), 607-614
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「ケミカルマテリアルJAPAN」にてバイオマス・ショアの基調講演
題名:バイオマス・ショア構想 ━化学産業が担う役割とは━
会期:2021年10月18日(月)10:00~29日(金)17:00
会場:オンライン開催講演案内ページの「化学の日/化学週間 記念ケミカルフォーラム」に記載があります。
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【あっちいわ】地球温暖化ソング│実験道場コラボ│English, Español sub
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「本間正人 学習塾&調和塾」にてトークライブ
会期:2021年9月18日(土)16:00~17:00
会場:オンライン -
2021年9月 ペルー生産省の機関と共同研究契約締結
ペルー生産技術庁とペルー生産イノベーション技術移転センターと共同研究契約を交わしました。ペルーで実証実験を行うために共同研究契約を結び、工事や準備などを行っています。
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2020年10月 東京大学GAPファンドプログラムに採用
東京大学事業化推進助成制度(東京大学GAPファンドプログラム)は大学の研究とその事業化のGAPをうめるための予算です。目的は国内とペルーでの実証実験を行うことです。
採用された期間:2020年11月~2021年10月
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2019年10月 東京大学GAPファンドプログラムに採用
東京大学事業化推進助成制度(東京大学GAPファンドプログラム)は大学研究室と事業化のGAPをうめるための予算です。目的は国内での実証実験を行うことです。
採用された期間:2019年11月~2020年10月
SDGs 解決のための研究
当講座は、「低炭素を実現しながら産業活動を行う持続可能な社会の構築」を目的に研究を行っています。SDGs解決のための直接的な問題解決となる可能性があるため、国内外の企業や政府機関から注目されています。
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エネルギーをみんなに そしてクリーンに
デュナリエラの光合成の力により、太陽光と大気中のCO2を出発点とするエネルギー生産、化学物質生産を行います。 環境負荷を抑えたクリーンなサイクルでエネルギーを作り出すことができます。
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産業と技術革新の基盤をつくろう
デュナリエラは細胞内に、牛肉よりも高い含有量のタンパク質、様々な種類のカロテノイド類(抗酸化作用、高付加価値品)、さらにはオイルも貯めることができます。これらの分子を技術基盤とする新たな産業、技術革新を目指すことができます。
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気候変動に具体的な対策を
デュナリエラを出発点とするエネルギー、化学物質生産のサイクルは、大気中のCO2を出発点とします。地球温暖化、CO2濃度の上昇問題をクリアし、気候変動に関する具体的な対策であると考えられます。

東大×SDGs:先端知からみえてくる未来のカタチ
東京大学未来社会協創推進本部=監修
東京大学が全学を上げて取り組む代表的なSDGsプロジェクト87についてわかりやすく紹介した書籍です。当研究室 特任准教授 倉橋は「石油コンビナートからバイオマス・コンビナートへ!」というタイトルで、沙漠海岸の水田で生育された微細藻類を出発点とするバイオマスコンビナート構想について執筆しています。
本講座は、SDG'sを最大限に活用する東京大学未来協創推進本部(UTokyo Future Society Initiative)の登録プロジェクトとなっています。
我々の研究成果(~2021)

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EUによるD-Factory※ 研究成果の10倍の培養スピードを 達成することに成功した(千葉の実験場)。
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加えて、コストがD-Factory の10分の1程度となった。
2021年9月、ペルー生産省の機関と共同研究契約を締結し、共同で再現性実験を開始した。
※ D-Factory project(DはDunaliellaのD)は、EUが13億円の研究開発費と4年の歳月をかけ、Dunaliella の栽培と処理に基づく持続可能なCO2藻類バイオ・リファイナリー確立を目的に行ったプロジェクト。
ご寄付について

当講座3期研究費用のご寄付の募集を開始しました。
SDGs や当講座の研究内容にご賛同いただける企業様・個人様のご寄付をお待ちしております。
ご不明点などあるかと思いますので、まずはお気軽にご連絡ください。
オンラインでのMTGも承っております。
バイオマスショア構想
Biomass Shore Initiative: BSI
微細藻類の生産物を出発点とすることで、化石燃料使い放題社会から再生可能エネルギー使いこなし社会への転換を目指します。
これまで利用されることのなかった海岸沙漠地域に、微細藻類が生産した有機物質を原料とする産業を集合・連結させたバイオマス・コンビナートを造成し、二酸化炭素を削減しながら産業活動を行える社会モデルの形成を目指します。
微細藻類を人工的に培養するための肥料として、もう一つの未利用資源である海洋深層水を利用します。
当寄付講座は主として、上記の「海の光合成生物である植物プランクトン(微細藻類)をいかにして人類に役立てるか」という実用化研究を行っていますが、その他に、地球環境に配慮した殺菌水である微酸性電解水の評価研究や用途開発、水耕栽培実験も行っております。
ご賛同・ご寄付
バイオマス・ショア寄付講座「第2期」は以下五社一名のご賛同・ご寄付を得て行われました。
- 三菱ガス化学株式会社
- 三菱商事株式会社
- ENEOS株式会社
- 山嵜俊博 様
- 中国電力株式会社
- 日新商事株式会社
研究業績

論文
- Slightly Acidic Electrolyzed Water to Remove Methylobacterium mesophilicum, Rhodotorula mucilaginosa and Cladosporium cladosporioides in Households.
- Spatial disinfection potential of slightly acidic electrolyzed water.
- Effect of temperature and dissolved oxygen on gravity sedimentation of the unicellular alga Dunaliella salina.
- Effectiveness of slightly acidic electrolyzed water on bacteria reduction: in vitro and spray evaluation.



掲載
- ペルーで発行されている二つの新聞(日系人向け)
- 東京大学未来協創推進本部(UTokyo Future Society Initiative)の登録プロジェクト(英語版)
- IDN-InDepthNews "The Biomass Shore Project ? A Leading Model For Next-Generation Innovation(英語版)" , "気候変動とホモサピエンスの限界、そしてバイオマス・ショア構想(日本語版)"
- (社)日本能率協会の月刊情報誌 JMAマネジメント
- 東京大学未来協創推進本部(UTokyo Future Society Initiative)の登録プロジェクト
- 東京大学広報誌・淡青34号 英語版(19号)(英語版 Webサイト)
- 日経テクノロジーオンライン "「エコで低コストで無駄がない」、バイオマスショア構想"
- 東京大学広報誌・淡青34号(Webサイト)
- livedoor NEWS:「シーパイン」を東京大学が開発 海外からも注目集める